もりもりのつぶやき

感音性難聴/21/思った事を気まぐれ書いていきます

ヨドバシカメラ人事部のブログ(2015)を読んで

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matome.naver.jp

 この記事で紹介されているブログの内容は2015年にリクナビサイトでヨドバシカメラ人事部が公開したものだ。新人も経験者も社会人なら誰もが考えさせられる内容だと感じる。

  どの分野においても初心者の時期は必ず通るものだ。勿論楽しいことばかりではないし時には壁にぶつかり苦悩することもあるだろう。その時、問題から逃げてしまっては一生その問題に追われることになるかもしれない。

 ブログの中で「楽・安定」を求めて公務員になると言い出したKさん。問題から目を背けていることに中々自分では気づけないのかもしれない。Kさんの好きなゲームの話を例えてそのことに気づかせた人事部の話は当時の社会人に反響があり話題になった。それから五年の時が流れても記事は残り続け、私のように胸を打たれる社会人がいる。そしてこれからも社会に迷う誰かの目に留まるのだろう。それ程にこの人事部の話は深く、人事部の経験を物語っていると感じる。

 そしてもうひとつ、人事部担当がKさんに贈った話がある。私もいつの間にか忘れてしまった"情熱"についてである。ここでもたとえ話で野球部の一年生は地味な筋トレや球拾いなどの雑用をこなすという時期がある。華のある三年生に比べたらきついことも多いだろう。それでも彼らが野球部を辞めないのはきついことの先にある成功への信念、そして情熱を持っているからだ。

 この世の中、自分はこういう人になるのだ、というこだわりを持ち"情熱"を掲げる人は時に冷やかされる。特に社会人になってからは尚更だ。もしかしたら自分も知らない間に自分で自分の情熱を冷やかしているかもしれないのだ。それくらい生きることに情熱を失くし、ただ仕事をこなすだけの社会人が多いように感じる。

 学生の時誰もが"情熱"を掲げたかもしれないが、社会というものは選択肢が実に多く自由である。自分で道を選べるからこそその道には自分で選んだ責任とその道への情熱を持ち続けないといつか躓くことになるだろう。今、ここで出来ることを"情熱"をもって生きていこう。